ライトノベル 三月、七日。 レビュー

タイトル 三月、七日。
著者 森橋ビンゴ
イラスト 世良シンヤ
出版 ファミ通
発売日 2004年5月


執筆者:jade 評価:
孤独で寂しがり屋な少女・七日と優等生を演じ続ける少年・三月。
七日はとあることから謹慎処分をうけることに。一方、三月はクラスメイトの真希と思わぬことでキスをしてしまう。
ちょっとした出来事で済んでしまうはずだったそれらのことが、三月と七日、そして真希を巻き込んで複雑な恋模様へと発展していく───というのがこの物語のあらすじ。

う〜ん、正直微妙な作品だなぁ(爆
や、物語の核となる三月と七日の関係が序盤で容易に想像が付いちゃうんですよ。作品によっては結末が読めても問題ないものもありますが、この作品にとってそれは致命傷でしょう。ただでさえ少女漫画ですでに使い古された設定なのに、その上、簡単に先が読めてしまっては物語にオリジナリティが感じられませんよ。
作者としては名前にまつわるエピソードを優先したいがために、二人の関係が読者にバレても構わないと考えていたんだろうけど、個人的にはもう少し構成を工夫して終盤まで隠し通して欲しかったかなぁ…

ストーリーを度外視して、単にラブコメ部分だけ見ればもの凄い私好みの作品なんですけどね。
無理して優等生を演じている三月、友達のいない孤独な七日、いいかげんで素行の悪い藤井真希。この三人の関係が絶妙なんですよ。三月に関する二人のやりとりは見ていてやきもきしちゃいましたよ。
その中でも特に三月のクラスメイトの真希が可愛いこと可愛いこと。一見相当遊んでそうな女の子なのに、実は純情で恋愛慣れしていないという設定がかなりツボにはまりました。

ストーリーは中の下、キャラは中の上、文章力は中の上って感じ。総合的にみれば平均点前後の作品ですね。ちょっぴり切ない学園恋愛物語が好きな人はそれなりに楽しめるのではないでしょうか。


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